
赤ちゃんを育てていると、多くのママパパが必ず直面するのが「理由がわからないけど泣いている」シーンです。
お腹もいっぱい、オムツも替えた、眠そうでもない…。それなのに泣き続ける赤ちゃんを前にすると、焦りや不安でいっぱいになりますよね。
「泣き止まない=自分の対応が悪いのでは?」と自分を責めてしまう方もいますが、それは大きな誤解です。赤ちゃんにとって泣くことは唯一の表現方法であり、必ずしも理由がひとつに絞れるわけではありません。
本記事では、赤ちゃんが泣く理由や泣き止ませる工夫、さらに筆者が実際に体験した「換気扇の音で泣き止んだエピソード」を紹介します。少しでもママパパの心が軽くなり、安心して子育てできるヒントになれば幸いです。
赤ちゃんが泣く主な理由
赤ちゃんは言葉を話せないため、泣くことでしか自分の状態を伝えることができません。考えられる理由は実にさまざまです。
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お腹が空いている
授乳やミルクの間隔を確認しましょう。新生児期は2〜3時間ごとに欲しがることも珍しくありません。 -
オムツが汚れている
ほんの少し濡れているだけでも不快に感じる赤ちゃんもいます。こまめなチェックが安心につながります。 -
眠い/眠れない
赤ちゃんは眠気をうまく処理できません。眠いのに寝つけず泣いてしまうことも多いのです。 -
暑い/寒い
大人より体温調節が未熟なため、室温や着ている服が快適かどうかを確認しましょう。背中や首筋に汗をかいていないか触ると目安になります。 -
抱っこしてほしい
ママやパパの体温や匂いは赤ちゃんにとって安心そのもの。理由はなくても「抱っこしてほしい」と泣くことがあります。 -
体調の不調
発熱、咳、下痢、顔色の変化などが見られるときは体調不良のサインかもしれません。小児科への相談が安心です。
泣き止ませの工夫アイデア
泣きやまない赤ちゃんに困ったとき、次のような工夫が役立つことがあります。
1. 環境音(ホワイトノイズ)
掃除機、ドライヤー、換気扇など「一定のザーッという音」は赤ちゃんのお腹の中で聞いていた血流音に似ているとされ、安心材料になります。最近はホワイトノイズ専用のアプリやおもちゃも市販されています。
2. 抱っこ+リズム運動
縦抱きにして軽く揺れる、歩きながら背中をトントンするなど、一定のリズム運動は赤ちゃんを落ち着かせやすいです。ベビーカーや車に乗せると泣き止むのも同じ原理。
3. おくるみで包む
手足が自由に動きすぎると不安になる赤ちゃんもいます。おくるみで優しく包むと「ママのお腹の中にいたとき」のような安心感を与えられます。
4. 外の空気に触れる
5分程度ベランダや玄関先に出るだけでも気分が変わり、泣き止むことがあります。景色や匂いの変化が刺激になり、赤ちゃんの気持ちを切り替えてくれます。
5. 歌や話しかけ
ママやパパの声は赤ちゃんにとって世界で一番安心する音。上手に歌わなくても、優しく語りかけるだけで落ち着く場合も多いです。
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体験談:換気扇の音で泣き止んだ赤ちゃん
ここで、実際に私が体験した少し不思議なエピソードをご紹介します。
先日、親戚の赤ちゃんを数時間預かることになりました。
最初は機嫌よく過ごしていたのですが、途中から急に泣き出し、なかなか泣き止んでくれません。
ミルクもあげた、オムツも替えた、抱っこしても効果なし…。途方に暮れていたとき、ふとキッチンで換気扇を回しました。
すると――なんと赤ちゃんがピタッと泣き止んだのです。
それどころか目をこすりながらウトウトし始め、しばらくするとスヤスヤ眠ってしまいました。
どうやら「ザーッ」という一定の音が安心につながったようです。これはまさにホワイトノイズの効果。大人からすればただの機械音ですが、赤ちゃんにとっては心地よい眠りのきっかけになったのでしょう。
この体験から、「意外な日常音が赤ちゃんを安心させることもあるんだ」と実感しました。泣き止まないときには、試しに家電の音を活用してみるのも一つの方法です。
泣き止まないときに大切な考え方
赤ちゃんが泣き止まないと、どうしても「なんとかしなきゃ!」と気持ちが追い込まれがちです。ですが、泣き止ませること自体が目的になってしまうと、ママパパの心が疲れてしまいます。
大切なのは、「泣くのは赤ちゃんの仕事」 という視点を持つことです。
泣くことで肺が鍛えられたり、自分の気持ちを伝えたりしているのです。
もちろん、長時間泣き続けて体調に不安を感じる場合は医療機関に相談すべきですが、そうでなければ「泣き声も成長のひとつの証」と受け止めても大丈夫。
「今日は換気扇で泣き止んだ」「昨日は抱っこでしかダメだった」など、日々の違いを楽しむくらいの気持ちで向き合えると、心に余裕が生まれます。
まとめ
赤ちゃんが泣く理由は多岐にわたり、必ずしもすぐにはわかりません。
けれども、
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ホワイトノイズ(換気扇・掃除機)
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抱っこやリズム運動
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おくるみで包む
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外の空気に触れる
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ママパパの声を聞かせる
といった工夫をいくつか知っているだけで、ママパパの心はずっと楽になります。
そして何より、「泣き止まないのは自分のせいではない」と理解することが大切です。泣き声に付き合う時間もまた、赤ちゃんと一緒に成長していく貴重な瞬間です。
どうしてもつらいときは一人で抱え込まず、家族や周囲に頼りながら、無理のない子育てをしていきましょう。
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